4月12日=「世界宇宙旅行の日」に観たい映画『インターステラー』

アクション・SF

 4月12日は「世界宇宙飛行の日」。1961(昭和36)年4月12日、有人宇宙衛星船の「ボストーク1号」が、世界ではじめて宇宙に打ち上げられた出来事にちなんだ記念日です。宇宙衛星船にはソビエト連邦の宇宙飛行士であるユーリイ・ガガーリン氏が搭乗し、地球を1周したのちに帰還しました。帰還後、同氏が語ったとされる「地球は青かった」という言葉は、名言として日本で広く知られています。そんな今日観たい映画はクリストファー・ノーラン監督のインターステラーです。

あらすじ

地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく男の姿を描く。近未来、地球規模の異常気象と飢饉によって人類滅亡の危機が迫っていた。元宇宙飛行士のエンジニアで現在はトウモロコシ農場を営んでいるクーパー(マシュー・マコノヒー)は、NASAの要請に応じて人類の未来を懸けた前代未聞のミッション「ラザロ計画」に参加することになる。計画の内容は、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、新しい惑星へと人類を移住させるというものだった。家族と人類の未来を守るため、クーパーは少数精鋭のクルーとともに前人未到の地へと旅立つが……。

主演は「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、マイケル・ケインほか。「ダークナイト」や「インセプション」同様に、ノーラン監督の実弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加。撮影は「裏切りのサーカス」「her 世界でひとつの彼女」のホイテ・バン・ホイテマ。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、視覚効果賞を受賞。(映画.comより)

見どころ

『メメント』『TENET』など「時間」をキーテーマに作品を描いてきたクリストファー・ノーラン監督が、多くのSF作品で(不都合がゆえに)触れられてこなかった「ウラシマ効果」を通して、家族愛を描いたSF大作です。

「ウラシマ効果」とは、相対性理論に基づいて、光速度に近い速度で運動している者の時間の進み方は、静止している観測者に比べて遅くなる現象です。人類が移住できる惑星を探し高速宇宙船で旅に出る父親クーパー(マシュー・マコノヒー)と、地球で帰りを待つ小学生の娘マーフ(マッケンジー・フォイ)の年齢が「ウラシマ効果」によって逆転していく・・・。

主人公が宇宙旅行から帰ると周りの人々はみんな年を取っていた・・・では作品が成立しなくなるため、多くのSF作品で無視されてきた「ウラシマ効果」を逆手に、壮大な家族愛の物語にまで昇華させた涙なしではみられない感動作です。

4月12日=「世界宇宙旅行の日」にワンダフルなひとときを!

スタッフ&キャスト

監督=クリストファー・ノーラン

製作=エマ・トーマス クリストファー・ノーラン リンダ・オブスト

製作総指揮=ジョーダン・ゴールドバーグ ジェイク・マイヤーズ キップ・ソーン トーマス・タル

脚本=ジョナサン・ノーラン クリストファー・ノーラン

クーパー=マシュー・マコノヒー

ブランド=アン・ハサウェイ

マーフ=ジェシカ・チャステイン

マーフ(老年)=エレン・バースティン

ドナルド=ジョン・リスゴー

ブランド教授=マイケル・ケイン

トム=ケイシー・アフレック

ドイル=ウェス・ベントリー

TARS(声)=ビル・アーウィン

マーフ(10歳)=マッケンジー・フォイ

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